カービングスキーと出会ってスキー人生の寿命が10年は延びたと思っております。
体力を使わない、呼吸の乱れない、自然の摂理に逆らわないスキーを目指しています。
2005年の正月は、スキークラブ(KSRC)の皆さんと共に志賀高原で過ごしてまいりました。80周年を迎えた同クラブの皆さんは、スキーの技術もさることながら、明るく、暖かく、親切な方ばかりでした。
暮と元旦は吹雪でしたが、3.4.日目は素晴らしいお天気に恵まれて、雪景色を堪能しました。
2005.1.2 志賀高原の雪景色 1
この青い空を見てください。この冬初めての大寒波でしたが、大陸の大地は凍りついているのでしょうか。
2005.1.2 志賀高原の雪景色 2
細い小枝まで全部凍りついて、水晶で造ったみたいでした。
2005.1.2 志賀高原の雪景色 3
はるか遠くの山なみまで、2日間ともはっきりと見えました。その中には、私が知っている山もいくつかありました。懐かしい群馬県の浅間山も噴煙を上げていましたし、新潟県境の山々、そして白馬連山に続いて昨年の夏に登った鹿島槍、爺、岩小屋沢岳、針の木岳などもくっきりと見分けられました。四日目は更に遠くまで見えて、まだ登っていない槍ヶ岳や穂高までも見えて感激しました。
2005.1.2 志賀高原の雪景色 4
この日、99枚目の写真です。あまりにも美しいので、ついつい沢山シャッターを押してしまいました。
2005.1.3 旗門で練習 1
話には聞いておりましたが、回転内側のスキー(右足)の内側のエッジに乗って、左足でバンクを蹴って加速しているようです。あれだけ急な回転なのに余り雪煙りがたっておりません。
2005.1.3 旗門で練習 2
次の左回転の瞬間です。外足が浮いているのが一層はっきりと分かるでしょう。技術レベルの高さを見たような気がしました。
このような高度な技術が身につくと、更に安全で疲れないスキーが出来るのではないかと思いました。私にとって今年は山足挑戦の元年にしたいと思っております。
2005.1.24 困ったな! 1
ここはびわ湖バレイのスキーリフトの下に張られた安全ネットの上の雪だまり。動物の足跡がついています。
2005.1.24 困ったな! 2
キツネの足跡のようですが、谷を渡ろうとして怖くなったようです。行っては戻り、左に寄っても右に寄っても今にも崩れ落ちそう。アー怖い! 困ったな! 困ったな!
2005.1.24 困ったな! 3
山小屋の窓の外のツララさん。屋根の上の雪がずって来て曲がっちゃった。今日はいい天気なので、今にもドドド・・と、雪と一緒に落ちてしまいそう。何時までも輝いていたいのに困ったな! 困ったな!
○ カービングスキー板の回転半径(R)
・ 先日、びわ湖バレイスキー場でリフトに乗り合わせたOさん(関西スキー所属・現役レーサー)から、カービングスキー板の回転特性とスキー板の回転半径(R)について教えていただきました。
・ Oさんによると、私の履いているストックリーのカービングスキー板(170cm)のRは19.5mなのだそうです。昔のスキー板はRが40m前後だったのでその約半分ですが、現在ではもっと短くなっていて、10m前後の板が一般的になってきたようです。Oさんのオガサカは私の板よりも長いのですが、Rは逆に短く13.5mです。Rは大体1.5m刻みで製造されており、1.5m違うと驚くほど滑る感じが変わるということでした。
・ また、Oさんは、スキー板の性能に合わせて、その人のやりたいように滑るのが良いとも言っておられました。言われてみると当然のことなのですが、スキーの性能や特性を知らなければ実践できないわけで、自分の不勉強が反省させられました。スキーの性能に関する情報は、Googleで検索したところ10万件以上もあり、教材には不自由しません。
・ Oさんが余りにも軽やかに、しかもシャープにスピードにのって滑るのを見て、私も今度はもう少しRの短い板にしようと思っていたところ、シーズン半ばを過ぎてのモリスポの売り出しチラシに、目玉商品としてサロモンEQ10RC(160cm・R:14m)を見つけたのです。一年落ちとはいえ、半値以下なので思い切って購入し、早速乗ってみました。
○ 新しいスキー板
・ サロモン04・EQ10RC(160cm)は大回転用の中級の板だそうです。余りにも切れが良いので初めは用心して滑っておりましたが、すぐに慣れてきて飛ばし始めました。アイスバーンもスパスパ切れるし、雪質を選ばずむちゃくちゃ走っても安定性が良くバランスを崩しません。エッジを切り替えるだけで驚くほど簡単に回転し、スピードも落ちません。車に例えると、ツインターボの4WD車に乗り換えたような感じです。
・ 四年前に初めてカービングのスキー板に乗ったとき「これで私のスキー人生の寿命が十年は伸びたな・・・」と言ったものですが、更に三年は伸びたのではないかと思っております。肩の力を抜いてちゃんと乗っておれば意のままに回転するので、ほんとに体力が要らなくなったのです。
・ しかし、このスキーにも欠点はあります。アイスバーンを走るとカラカラと金属的な音がして耳障りなのです。これも慣れれば気にならなくなるのでしょうか。(2005.2.15)
○スキーヤーの骨格構造 (2005.2.27)
・ リフトに乗って何気なく下を見ていたら、スキーの面が「ハ」の字になっているのに気がつきました。小指の方が下がっているのです。ほかの人はどうなのだろうと見ると、ほとんどの人は「--」と水平なのですが、中には逆「ハ」の字の人もいます。私の靴の裏を調べてみると案の定小指の下が一番減っておりました。足裏の外側に重心を置いて歩いているのだろうと思います。私は少年時代までは内股で歩いておりました。高校時代にスキーを始めてそのことに気がつき、意識して矯正して今はまっすぐ歩けるようになりましたが、骨格構造までは矯正されなかったのでしょう。反対にガニ股の人もよく見かけますが、この人たちはどうなんでしょう。ひょっとすると逆「ハ」タイプなのかもしれません。
・ 足の骨格構造の個人差について長々と書きましたが、この違いはスキーのエッジングと深い関係があるのだと思います。私の場合は足の内側(親指側)のエッジは利きにくく、反対に外側(小指側)のエッジは自然に利いていることになります。すなわち回転内側(山足の小指側)のエッジに乗るのが一番無理が無くて膝に負担がかからないのではないかと気がついたわけです。
・ 人間それぞれに体の構造も運動能力も異なります。また、歳をとるにしたがって種々の変化も起こってくるので運動能力には著しい個人差があるものと思わなければなりません。インターネットで見つけた「カービングスキー技術論1.2.3(塚脇誠)」を読み返しながらの感想でした。
○サーモインナー (2005.3.23)
・ 綾部市スキー協会のOB会のすべり納めに参加しました。初対面のFさんは若い頃はカナダ ナショナルチームを代表するトップレーサーで、チームのポスターに写真が載るほどのスターでもあったようです。
・ こんなチャンスは又と無いだろうと2日間密着して一緒に滑らせていただき、目から何枚も鱗が落ちるほどの貴重な体験とご指導をいただきました。
・ Fさんは小柄なかたで、足のサイズも私と同じなので、彼のブーツを履かせてもらったところ、その感触がいいのに驚きました。サーモインナーブーツを発明した彼の友人の試作品だそうですが、履いてバックルを強く締めても、足全体に均等に加圧され、スキー靴に当たってタコのように飛び出した私の足のくるぶしまでも優しく包み込んでくれるのです。こんな靴が世の中にあったのかと驚き、是非欲しいと痛切に思いました。
・ 帰宅してFさんの話を元に、インターネットで調べたところ、その特許はライケル社からクナイスル社に受け継がれ、今ではクナイスル社のスキー靴に標準装備となっているようです。サーモインナーブーツは29,000円もする高価なものらしいのですが、ネットでDynafitの品を見つけ、落札しました。Fさんのと同じものだといいのになと思っております。
○サーモインナー A (2011.1.24)
・サーモインナーが劣化してペシャッテしまいました。使い始めて7年目でしたが、綾部の仲間とおじろで滑っている最中に、急に靴の中で
足が泳ぎ始め、素材の寿命が尽きたことを知りました。3回までと聞いていましたが、5回目の焼き直しをした直後でした。
・カンダハーの中村店長の薦めにより、今度はガルモントのサーモインナーをフィッティングしてもらいました。ライケル社の血を曳く
正統派のサーモインナーなのだそうですが、前と比べると相当硬く、老人には手ごわく感じられました。
・その間の状況はblog3に書いてありますのでここでは6日間滑っての感想を述べることにします。
・2日目〜4日目までは滑降モードで滑っておりましたがガスや降雪で視界が悪く、身体が遅れるという悪い癖が出て非常に疲れました。
大腿部の筋肉がパンパンに張るので、始終休憩しながら滑っておりましたが、ある時うっかりしてレバーをセットしないで滑ったところ、
支障なく滑れることが分かり、5日目は素晴らしく切れるカービング・スキーを楽しむことが出来ました。
・6日目はびわ湖バレイでしたが、今度は前の靴のインナーソールを入れて滑ってみました。コルクを貼ったりして7年かかって足に合わせて
作って来たインナーソールです。これ以上は無いぐらいピタリと足が収まり、足も身体も心もリラックスして滑ることが出来るようになり
ました。中村店長さんにお礼申し上げます。