水尾の秋のイベント・水尾フジバカマ鑑賞会は今年で六年目になります。京都市の西部で発見された原種フジバカマを護るため、
その数年前から地元の有志で保護・増殖してきたフジバカマ畑は、年々株数を増やして今では1000平方メートル近くの栽培規模となり、
おそらく日本一の広さと密度かと思われます。
イベントは9月30日から10月5日まで行われ、多数の来園者がありましたが、中でも目立ったのはアサギマダラ目当ての写真家でした。
中には数日間も終日カメラを持って歩き回る熱心な方もありました。その方たちの発信するインターネットの情報を見て来園される方も多数おられました。
京都・水尾で始められたフジバカマの大規模栽培は、ここ五年間に全国に波及し、あちこちにフジバカマ花壇や花園などが出来てアサギマダラが飛来するので、
アサギマダラの移動調査も一段と前進、普及しました。その結果アサギマダラの生態解明も進みましたが、アサギマダラ自身も蜜元や繁殖に必要なPAを摂取しやすくなったなど、
種の存続にも貢献していることになります。
毎年毎年、異常気象が話題になりますが、今年のパターンは高温が秋まで続いたことです。10月9日まで真夏日が続きましたが、
そのあと一転して10℃も気温が下がるという異常事態となりました。それまで暑いので山から降りられずに森の中をうろうろしていたアサギマダラは、
出来るだけ低い暖かい所へと移動したので、山の中腹にある水尾や大原野のフジバカマ畑に寄るものは少なかったものと思われます。
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