水尾で藤袴とアサギマダラの祭典が始められて5年目が終わりました。その間にフジバカマの栽培面積が増える傍ら,根コブ線虫にやられる株も散見
されるようになりました。節目を迎えているものと思われます。アサギマダラの飛来数は推計しようがありませんが,捕獲数の10倍以上は確実と思われ,
最盛期にはいくら捕っても減少しないほどの凄まじさでした。
標識総数は5075頭でしたが,その中には他の地域から飛来して再捕獲されたものが83頭含まれておりました.標識地別でみると,
石川県が圧倒的に多く25頭も飛来しました.続いて長野県が16頭,福島県11頭,滋賀県10頭,栃木県・岐阜県・兵庫県が各3頭となっております。
注目すべきは兵庫県の3頭で,尼崎・宝塚の武庫川河川敷のミズヒマワリを訪花していて標識されたものが,南下の時季にフジバカマの香りに誘引
されて北上(逆行)して来たケースです。(第一表)
水尾で標識されたアサギマダラはどこへ行ったでしょうか.昨年は61頭再捕獲されていますが,今年は既に125頭を越えています.
しかも台湾で2頭も再捕獲されましたが,実に2000キロメートルを超える遠距離移動です。再捕獲数のトップは兵庫県で42頭,
2位は高知県で29頭,3位は徳島県の19頭,鹿児島県8頭,岡山県6頭,沖縄県5頭と続きます.(第二表)
標識・再捕獲等の詳細はPDFにまとめましたのでここをクリックしてください.